GMスト、6週間で収束 3工場閉鎖・待遇改善で合意

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ニューヨーク=江渕崇
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 全米自動車労組(UAW)は25日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)で9月半ばから6週間続けていた全米ストライキを終えると発表した。待遇改善などを盛り込んだ新たな労働協約が成立したため。GMが閉鎖予定だった4工場のうち3工場を閉めることでも合意した。GMでは1970年以来、半世紀ぶりの長さの大規模ストとなった。

 GMの組合員約4万8千人が全米の約50拠点でストに入っていた。労使は今月16日、年3%の賃上げや1万1千ドル(約120万円)の臨時ボーナス、手厚い医療保険の維持、臨時工の正社員化などを盛り込んだ労働協約で仮合意。25日までの一般組合員による投票で賛成多数で承認した。

 UAWは、GMが昨年秋に発表した米4工場閉鎖計画を撤回するよう迫っていた。ミシガン州の1工場は電気自動車(EV)向けに存続するものの、トランプ米大統領が存続を強く求めていたオハイオ州のローズタウン工場など3工場は閉鎖が固まった。閉鎖対象の工場関係者が多いUAW支部では、新協約に対し反対が多数を占めたところもあった。

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