長崎)閉門前の干潟、自然との共生考える 諫早で講演会

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小川直樹
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 諫早湾長崎県諫早市)の堤防排水門が閉め切られる前、干潟と人が織りなす日常を写真で記録した諫早市の富永健司さん(78)が11月2日に市内で講演する。開門をめぐる対立に終わりが見えないなか、「自然との共生を改めて考えてほしい」と願っている。

 全身泥だらけで遊んだりハゼを捕まえたりするこどもたち、熊手のような道具でシシ貝をかき取る男性、しなるさおの先にムツゴロウが宙を舞う「ムツ掛け」の様子――。200ミリの望遠レンズを向けて富永さんが活写した白黒写真には、干潟とともに生き生きと暮らす住民らが写っている。

 写真は1997年に諫早湾が閉め切られる前の80年代に撮影されたものだ。

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 「干潟を中心に多様な生き物…

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