米山中で発見の遺骨、第2次大戦で強制収容の日系人か

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ニューヨーク=藤原学思
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 米カリフォルニア州中部の山中で今月、遺骨が見つかり、地元のインヨー郡保安官事務所は、第2次大戦中に強制収容された日系人の可能性があるとみて調べている。AP通信が23日、報じた。保安官事務所は遺骨をDNA検査しており、数カ月以内に結果が判明するという。

 発見者は同州サンディエゴ在住のタイラー・ホーファーさん。ホーファーさんのフェイスブック(FB)の投稿によると、7日、ロサンゼルスの北約300キロにあるウィリアムソン山を登山中、標高約4千メートルにある湖のほとりで遺骨や登山靴、革のベルトを見つけたという。

 ホーファーさんはFBで「明らかに埋葬されていた」と指摘。保安官事務所も16日、「ウィリアムソン山周辺で行方不明になったという報告はなく、遺骨は数十年前からあったとみられる」と発表していた。

 ウィリアムソン山は、米国政府が第2次大戦中に日系人約1万人を強制収容したマンザナール収容所の近くにある。AP通信によると、遺骨は収容所に入れられていた日系人で、庭師だったギイチ・マツムラ氏の可能性があるという。

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 水彩画家でもあったマツムラ…

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