「人情と涙」2代目、きょう最後の収録 ナイトスクープ

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杢田光
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 奇想天外な視聴者の依頼にも応えて人気のABCテレビ(大阪市)の番組「探偵!ナイトスクープ」の「局長」が代わる。2代目局長を務める俳優の西田敏行さん(71)が退任の意向を明らかにし、25日夜に最後の収録に臨む。探偵役のタレントの奮闘を見守る西田さんが番組に残したものとは。同時に発表される見通しの新局長の条件とは。

 「2001年の1月から約19年間務めて参りました『探偵!ナイトスクープ』局長の職を、11月22日の放送をもって辞したいと考えております」。10月18日深夜、番組の最後に西田さんが突然切り出した。理由は後日語ると説明し、「明るく楽しく幸せな時間をありがとうございました。探偵諸君、ありがとねー」と結んだ。25日に11月22日放送分の収録がある。

 「おならは燃えるか」「『ニャー』と鳴くカエルを探してほしい」など様々な依頼を調査してきた番組は1988年に始まった。初代局長は上岡龍太郎さん(77)。歯にきぬ着せぬ物言いで、ときに厳しく探偵を叱った。朝日放送(現・ABCテレビ)プロデューサーとして番組を立ち上げ、退職後も制作に携わる松本修さん(69)は「上岡さんは、ズバリと本音を言う草分け的な存在。『よく言った』と視聴者が共感してくれて人気につながった」。98年には番組史上最高の視聴率32・2%(関西地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。

 だが2000年春、上岡さんは芸能界を引退。その後、9カ月は探偵たちが交代で局長を務めた。

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