酒やめたら現れた不眠 でも気を楽にできた仲間の言葉

有料記事患者を生きる

北林晃治
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患者を生きる・眠る「アルコール」(4)

 東京都の男性(53)は2011年7月、アルコール依存症で2回目の休職に入った。リハビリ施設「みのわマック」(東京都北区)に通い始めた。

 仲間と掃除したり、昼食のみそ汁をつくったり。グループで互いの経験を話すと、考え方の違いから言い争いになることもあった。どうしたらうまくやっていけるのか? 考え出すと、自然と酒のことが頭に浮かばなくなった。

 酒に頼った理由も、冷静に考えられるようになった。

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 幼いころから障がいのある弟…

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北林晃治
北林晃治(きたばやし・こうじ)朝日新聞記者
科学医療部記者。02年入社、北海道報道部、さいたま総局、東京本社生活部、社会部、特別報道部などで医療など社会保障分野の取材を担当。