中国、香港長官の更迭検討 暫定の後任任命へ 英紙報道
深圳=益満雄一郎
英フィナンシャル・タイムズは22日、中国政府が香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官の更迭を検討していると報じた。大規模デモで混乱を招いたことが理由だとしている。習近平(シーチンピン)国家主席が決断すれば、来年3月までに暫定の後任者を任命するという。
林鄭氏の更迭計画について、説明を受けた関係者の話として伝えた。同紙によると、後任候補として香港金融管理局の陳徳霖(ノーマン・チャン)前総裁と、唐英年(ヘンリー・タン)元政務長官の名前が挙がっている。後任者は2022年までの林鄭氏の残りの任期を務めるという。
ただ、中国政府はデモに屈して譲歩したと受け止められる事態を避けるため、林鄭氏の更迭の前に混乱が沈静化することを望んでいるという。
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同紙は7月、林鄭氏が中国政…
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