ファン同士もノーサイド 南アフリカ人に「おめでとう」
(20日、ラグビー・ワールドカップ準々決勝 日本3―26南アフリカ)
「日本よくやった!」「ありがとう」。試合が終わると、3千人を超える観戦客でいっぱいになった愛知県豊田市のファンゾーンでは大きな拍手が起きた。
同県安城市の会社員吉田実さん(53)は、サッカー観戦仲間と4人で応援した。サッカーもラグビーも好きだという。「サッカーはプレーの華麗なところが魅力で、ラグビーは人間の生き方が伝わってくるところが魅力」。日本代表のレプリカジャージー姿で大声援。試合終了後、近くにいた南アフリカ人に近寄り、英語で「おめでとう」と声をかけた。「南アフリカは一歩上を行っていた。日本はまだまだ足りなかった。応援を続けます」
地元開催を機にラグビーファンになり、ファンゾーンをこれまで2度訪れ、日本代表を応援している同県豊田市の安藤孝久さん(51)は妻とともに日本代表のレプリカジャージー姿で声援を送った。試合後、「南アフリカはやはり強かった。後半も勢いが止まらなかった」と残念そう。
「日本代表はよくやってくれた。若い選手も伸びており、これからも応援し続けたい。準決勝もこのファンゾーンへ来ます」と語った。(高原敦、臼井昭仁、小山裕一)
■南アのキャンプ地「このまま…
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