災害時は液体ミルクが便利 水で薄めず、飲み残しは廃棄

台風19号

野村杏実
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台風19号支援通信

 災害時は、ストレスなどで一時的に母乳が出にくくなることもある。乳児用の液体ミルクは常温で保存でき、お湯に溶かす必要がないため、清潔な水が確保しづらい時でも利用しやすい。

 国内では、昨年8月に液体ミルクの製造・販売が解禁された。今春から、江崎グリコの「アイクレオ赤ちゃんミルク」(紙パックで125ミリリットル入り)と、明治の「明治ほほえみ らくらくミルク」(スチール缶で240ミリリットル入り)の2種類がドラッグストアやベビー用品店などで販売されている。いずれも生後0カ月から飲ませることができ、栄養成分は同量の粉ミルクとほぼ同じだ。

 どのように使えばよいのか。消費者庁によると、まずは「開封前によく振る」などの使用方法や賞味期限を確認する。水で薄めず、消毒済みの哺乳瓶や使い捨てカップなど清潔な容器に移して与える。開封後はすぐに与え、飲み残した場合は雑菌が繁殖しやすいので捨てる。常温で保存できるが、直射日光があたる場所や火の近くなどは避けるようにするとよいという。

 同庁のウェブサイト(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/health_promotion/pdf/health_promotion_190304_0003.pdf別ウインドウで開きます)では、上記の注意点などを掲載している。(野村杏実)

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