浸水した二子玉川の住宅街、堤防ない所から川水流れ込む

有料記事台風19号

国米あなんだ 仲村和代
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 台風19号で多摩川の一部が氾濫(はんらん)し、多数の浸水被害が出た東京都世田谷区。東急二子玉川駅周辺では、堤防が整備されていない所から、川の水が住宅街に流れ込んだ。堤防の整備については住民と協議中で、2007年9月の台風9号では未整備区間に土囊(どのう)を置いて浸水を食い止めたが、今回は被害を抑えられなかった。

 二子玉川駅の南西側、徒歩数分の多摩川沿い。河川敷にある公園には倒れたり傾いたりした木が残り、地面の土はえぐられた状態のままだ。

 周辺にはマンションが立ち並ぶが、二子橋から上流側の約540メートルには堤防がなく、ここから水があふれ出した。近くで働く会社員の30代男性は「ひどい大雨の日には川が増水して危ないな、と思うことがあった。ただ、ここまで様変わりするとは」と話した。

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