台湾と断交して中国と国交を樹立したばかりのソロモン諸島にある地方政府が、小さな島全体を貸し出す合意文書を、中国企業と交わしていたことが明らかになった。AFP通信などが伝えた。経済開発が念頭にあるが、中国が軍事目的にも使うのではないかという懸念が、豪州などから出ている。
合意文書を交わしたのは、同国にある中央州。国交樹立の翌日にあたる9月22日、中国森田企業集団(本社・北京)と署名した。文書は、同州にあるツラギ島全体と周辺の島々を「経済特区」の開発用に貸し出す用意があるとの内容で、石油・ガス事業などで使うことも考えられるとしている。同社は傘下に化学メーカーや石油・ガスの開発企業などを収める。
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ツラギ島は、首都ホニアラが…
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