「コンビニで丁寧戦争」日本語学習熱、あの遠い国が1位

有料記事

シドニー=小暮哲夫
[PR]

 世界で日本語学習が最も盛んな国は? 答えは、中国でも韓国でもなく、オーストラリア。日本語のスピーチコンテストも「世界最古級」で、全国大会は今年、50回目の節目を迎えた。(シドニー=小暮哲夫

 「日本では丁寧さの戦いが存在します。戦場はコンビニでした。店の人はいつも私より丁寧でした」。10月12日にシドニーであった全豪日本語弁論大会。高校の部で優勝したキャサリン・リュウさん(17)は、「丁寧戦争」と題して昨年に日本で3週間留学したときの体験を話した。

 ――レジでおつりを受け取ったときに「どうも」と言ったら、店員に「ありがとうございました」と言われた。次の日、同じコンビニで今度は「ありがとうございます」と言ったら、「どうもありがとうございました」と返された。

 次に「どうもありがとう」と言ったら、「本当にありがとうとございました」と言われるのだろうか。すると、自分は「心の魂からどうもありがとうございました」と言えば私の勝ちだろうかと考えた――。そんなスピーチで、聴衆約100人の笑いを誘った。

ここから続き

 「いろはにほへとちりぬるを…

この記事は有料記事です。残り3547文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら