中国失速の裏に米中摩擦 次々対策、内需回復に至らず

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北京=福田直之
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 中国の7~9月期の実質成長率が6・0%という歴史的な水準まで失速したのは、これまで成長を牽引(けんいん)してきた外需と内需の両輪に急ブレーキがかかったためだ。

 引き金は米中貿易摩擦の激化だ。対米輸出額は1~9月、前年同期比10・7%減。米トランプ政権が追加関税「第4弾」を発動した9月は、前年同月比22%減に落ち込んだ。工場の稼働率は下がり、ベトナムなどへの移転も相次ぐ。企業は将来への投資を控え、収入が減った従業員もいる。

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 その結果、先行きへの不透明…

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