73歳のロックンロール 宇崎さん「転がり続ける」
「ロックンロールハート2019」と題した全国ツアーで、11月に北海道内2カ所で公演する宇崎竜童さんが札幌市で朝日新聞のインタビューに応じました。ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのデビューから46年。「まだ何もやりきれていない」と語る73歳の思いに耳を傾けました。
ここ7、8年、弾き語りの仕事が多かったんですが、バンドをバックに歌っているほうが格好良いと思う、と(妻の)阿木燿子に言われたんです。確かに、エレキを持って立つと、自然に体が動く。見ている人にはそのアクションがロックらしさと映るのかな。それをもう1回やったら、と阿木に言われた。
それじゃあ、選曲も、話す内容も、動きも、照明も全部、あなた(阿木さん)に任せてやります、ということになった。だって、阿木が僕にとって最初のリスナーで最初の観客、最初のスタッフですから。4年ほど前の話で、「ロックンロールハート」と銘打ったライブは3回目、北海道では初めてとなります。
北海道に縁があって、僕が生まれる前のわが家は小樽に住んでいたみたい。室蘭にも親戚がいます。この仕事を始めてから、北海道から呼ばれたら、無条件で引き受けていました。
映画の仕事では、「駅 ST…
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