関電に「原発マネー徹底究明を」 市民団体が署名提出

白木琢歩
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 関西電力の役員らが高浜原発のある福井県高浜町の元助役の森山栄治氏(故人)から多額の金品を受け取っていた問題で、市民団体の代表ら約20人が17日、大阪市北区の関電本店を訪れ、「関電の原発マネー徹底究明と原子力からの撤退」を求める4795人分の署名を提出した。

 署名を呼びかけたのは福井県や関西、首都圏で活動している計18団体。岩根茂樹社長に対し、金品を受領した20人全員の辞任や稼働中の原発停止などを求めた。広報担当者に面会を要請したが断られ、玄関前で警備員に手渡した。

 京都市環境保護団体「グリーン・アクション」代表のアイリーン・美緒子・スミスさん(69)は「関電の体質が表れた事件。原発の運転を続けさせるわけにはいかない」と話した。(白木琢歩)

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