アルミ缶はなぜ再生しやすい? 最初から作るよりも…

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神田明美
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ののちゃんのDO科学

「アルミ缶はなぜ再生しやすい?」

埼玉県・安野一徳さん(50)からの質問

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ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。<br>science@asahi.comメールする

 ののちゃん 缶のお茶を飲んだ後、お母さんから、缶を踏んでつぶして、って言われるの。

 藤原先生 きっとアルミ缶ね。

 のの その缶をとっておいて、決まった曜日にごみに出すんだよ。

 先生 アルミ缶は、アルミニウムを中心とした合金でできているの。使い終わったら、またアルミ製品の原料になるから、「資源」として出しているの。ごみではないよ。

 のの 「リサイクル」だね。

 先生 そう。アルミ缶はどのくらいリサイクルされていると思う?

 のの たくさんあると思うけど。

 先生 10缶のうち9缶を超える量よ。2018年度のリサイクル率は93・6%あったの。そのうち71・4%が再びアルミ缶に。それ以外は、別のアルミ製品に使われたわ。

 のの くるくる回って使われているんだ。

 先生 資源を循環させるリサイクルは、再生利用と言われるわ。アルミニウムは「ボーキサイト」という鉱物を製錬してできるの。ボーキサイトからアルミニウムの地金をつくるのに必要なエネルギーと比べて、使用済みアルミ製品を溶かして地金にするエネルギーは3%で済むわ。

ここから続き

 のの そんなに差があるんだ…

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