神奈川)相模川・城山ダム緊急放流 県の判断は……

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岩堀滋
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 台風19号の大雨で相模川上流部の城山ダム(相模原市緑区)の貯水量が限界に近づいたことから、ダム決壊を防ぐために神奈川県が12日夜から13日未明にかけて行った「緊急放流」(異常洪水時防災操作)をめぐり、県は16日の県議会で、実施に至るプロセスを説明した。県は雨などでダムに流れ込む水が大量になると予測。下流域の自治体にも連絡し、11日から予備的な放流を始めていた。

 県議会常任委員会での県の説明によると、県は10日から、緊急放流の可能性を下流域の相模原、平塚、茅ケ崎、厚木、海老名、座間、寒川、愛川の各市町に伝達。相模川流域の洪水ハザードマップ浸水エリアとされる地区の住民に避難を呼びかけるよう、これら市町に伝えたとしている。

 11日午後2時からは、ダムの水のうち水道用、農業用は確保しつつ、それを除く分について、大量の水の流入に備えて前もって貯水量を減らす「予備放流」を開始。12日午前までに、開閉ゲートから放流できる最下限近くまで水面を下げ、大量の水を受け入れられるよう容量に余裕を持たせたという。

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 県が定める「城山ダム放流要…

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