「水 食料 ここに」
宮城県丸森町の山あいにある薄平地区。住宅近くの泥だらけの地面に大きな字が書かれ、上空のヘリコプターに救援を求めていた。地区は町中心部から4キロほど離れ、道路は至るところで寸断されている。車は通れず16日午後も孤立状態が続いた。
文字を書いたという30代の女性はこの日、娘らと避難所になっている町中心部の丸森小学校を訪れた。車を使えないところは沢伝いに約30分歩いたという。
台風19号が近づいた12日午後9時ごろに家の電気が消えた。懐中電灯で外を見ると、地面を水が覆っていた。
「すごいね」と家族で身を寄せ…