「民営化が逆走、政治責任重い」 かんぽ不正の背景聞く

有料記事かんぽ不正

聞き手・藤田知也
[PR]

 日本郵政傘下のかんぽ生命保険の不正販売問題で、顧客に不利益を与えた疑いのある契約が大量に見つかっている。悪質な不正営業がこれほど横行したのはなぜなのか。郵政問題に詳しい元日本郵政公社総裁の生田正治さんに聞いた。

いくた・まさはる 商船三井社長・会長をへて、03~07年に日本郵政公社総裁

     ◇

――不適切販売問題をどう考えていますか。

 組織が持つ構造的な矛盾が背景にある。不正をなくす対症療法ももちろん大事だが、同時に根本治療にも取り組まないと、似た問題がまた別に起きかねない。

――なぜでしょうか。

ここから続き

 民営化の第一歩として日本郵…

この記事は有料記事です。残り1165文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

かんぽ不正 郵便局員が売る保険の闇

かんぽ不正 郵便局員が売る保険の闇

不適切な保険販売が繰り返されたかんぽ保険。生々しい現場の実態を追う。[もっと見る]