日本郵政傘下のかんぽ生命保険の不正販売問題で、顧客に不利益を与えた疑いのある契約が大量に見つかっている。悪質な不正営業がこれほど横行したのはなぜなのか。郵政問題に詳しい元日本郵政公社総裁の生田正治さんに聞いた。
いくた・まさはる 商船三井社長・会長をへて、03~07年に日本郵政公社総裁
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――不適切販売問題をどう考えていますか。
組織が持つ構造的な矛盾が背景にある。不正をなくす対症療法ももちろん大事だが、同時に根本治療にも取り組まないと、似た問題がまた別に起きかねない。
――なぜでしょうか。
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