千葉)思い出の品探す住民「夢を見ているみたい」 市原
小木雄太 寺沢知海 熊井洋美
台風19号の影響で竜巻とみられる突風が発生し、建物89棟が破壊された千葉県市原市では15日、家を失った住民らが家族写真を探したり、穴の空いた屋根にブルーシートを張ったりしていた。一方、県が公表した被災者生活再建支援法の支援対象に、この突風被害も含まれるという。
「まだ夢を見ているみたい」。市原市永吉の介護福祉士、鑓田(やりた)和美さん(54)は、木材などの山から、家具や洋服、写真など家族の思い出の詰まった品々を探していた。元々は木造2階建ての自宅があったが、突風で2階部分が敷地外に飛ばされ、1階は天井からつぶれるように崩れた。
家にいた息子と母親に加え、遊びに来ていた孫3人がけがを負った。「生まれた時から住んでいた家。あるのが当たり前だったのに、一瞬でなくなった」。現在、鑓田さんは親戚の家に身を寄せる。
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「ゴーという音とともに風が…
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