ドレッドヘアの堀江 留学で学んだ日本流ラグビーの強み

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辻健治 能田英二
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 長髪を編み込んだドレッドヘアと蓄えた口ひげ。ひときわ異彩を放ちながら、スクラムの最前列中央で戦っているのがフッカー堀江翔太(33)だ。攻守でチームを引っ張るベテランは、目標としていたラグビー・ワールドカップ(W杯)8強入りをかなえ、20日、準々決勝の南アフリカ戦に臨む。

 「勇気なくして栄光なし」。堀江の座右の銘だ。いつも挑戦する勇気を持って一歩を踏み出してきた。「自分にとって最後のW杯になるかもしれない。目標の8強入りでラグビー人気を後押ししたい」と挑んだ今大会、アイルランド戦では最優秀選手に選ばれ、スコットランド戦ではタックルされながらもパスをつないでトライを演出した。日本代表に欠かせない存在になっている。

 大阪府吹田市生まれ。小学5年から中学卒業まで在籍した「吹田ラグビースクール」でコーチを務めていた林典宏さん(64)は、入部当初のおとなしくて母親にくっついていた姿を覚えている。でも、楕円(だえん)球を追うときは積極的になった。小学校高学年で身長170センチを超え、体格を生かしたプレーでラグビーにのめり込んだ。

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