岩手)台風19号、記録的豪雨 1人死亡4人けが

有料記事

中山直樹 本田雅和 太田原奈都乃 御船紗子 藤谷和広 成田認
[PR]

 大型の台風19号は岩手県沿岸を中心に記録的な大雨となり、13日未明には岩手で初の大雨特別警報が発表された。降り始めからの総雨量は最大で467ミリを記録。各地で土砂崩れや床上・床下浸水の被害があり、1人が死亡、4人が重軽傷を負った。盛岡地方気象台によると、今後1週間は大きく天気が崩れる見込みはないが、大雨で地盤が緩み河川が増水しているため、引き続き土砂災害や河川の氾濫(はんらん)への注意を呼びかけている。

裏山崩れ民宿に土砂 釜石

 市内全域に避難指示が出た釜石市。釜石大槌地区行政事務組合消防本部によると、13日午前1時ごろ、同市片岸町の民宿「室浜の宿」の裏山が崩れ、土砂に巻き込まれた管理人の50代男性が肋骨(ろっこつ)を骨折した。

 釜石開催のラグビー・ワールドカップのため6人が宿泊予定だったが、台風でキャンセルとなっていたという。菊池寛一社長(72)は「お客さんがいなかったのが不幸中の幸い。土砂が壁を壊すとは……」とぼうぜんとしていた。

ここから続き

 福祉避難所3カ所を含む市内…

この記事は有料記事です。残り1196文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら