中国、インドを強く意識 主席ネパール訪問、23年ぶり

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ニューデリー=奈良部健 北京=冨名腰隆
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 中国の習近平(シーチンピン)国家主席が相次いでインドとネパールを訪問し、両国の首相と会談した。インドとの信頼醸成を図る一方で、歴史的にインドと関係が深いネパールの取り込みに意欲を見せた。

 11~12日はインド南部のマハーバリプラムを訪れ、モディ首相と会談した。両国は経済分野での協力を強化していく方針だが、領土問題の進展はみえなかった。

 習氏のインド訪問は、昨年4月に武漢を訪問したモディ氏が要請したもので、首脳間の行き来で信頼を強める狙いがある。モディ氏は世界遺産の寺院群を自ら案内するなど手厚くもてなした。

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