囲碁界の「ハンマー女子高生」 決勝前になぜ鬼ごっこ?

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村上耕司
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 男女が同じ土俵で戦うプロ棋戦で女性として最高の成績となる準優勝を果たした上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(17)が11日、都内の日本記者クラブで会見した。囲碁棋士では過去、趙治勲名誉名人(63)、七冠を達成した井山裕太・現四冠(30)が会見しているが、女性は初。加えて17歳でこの場に招かれたのは、同クラブ50年の歴史で最年少という。快挙がかかる決勝前に「鬼ごっこ」をした理由や、「ハンマー」と評される棋風についてなど、終始にこやか、マイペースに語った。

――第28期竜戦戦で準優勝が注目されました。まずはその気持ちを

 竜星戦は予選でも一度も勝ったことがなく、女流タイトルを取れたことによってシードで出られた。何とか運よく本戦の決勝トーナメントに進むことができた。そこで私としては満足でした。そこから打ってもらえることが光栄な先生に対局してもらえて、幸運にも決勝に進出できてよかったです。

――要因を挙げると?

 一番よかったのは、運がよかったことです。

――対局の時は緊張しないんですか?

 碁盤を前にするとあまり緊張しなくなる気がします。囲碁棋士なので碁盤をよく見ているので、碁盤を見ると安心するのかなと思います。

――対局の前に鬼ごっこしていたそうですが?

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 夜の対局は頭が回らないので…

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