広島)原爆で埋もれた繁華街語り継ぐ 小学生が自由研究

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東郷隆
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 平和記念公園広島市中区)のある場所に、原爆投下前まで広がっていた繁華街・旧中島地区を、夏の自由研究のテーマに選んだ小学6年の女の子がいる。「街があったなんて」という驚きから調べ始め、「私たちが記憶して街のことを語り継ぎたい」と思うようになった。

 東広島市立西条小6年の藤原花凛(かりん)さん(12)は昨年の夏、母親から新聞記事を渡された。平和記念資料館の本館地下の発掘調査で、民家や銭湯の遺構に、被爆瓦、溶けたガラス瓶など多くの遺物が見つかったと記してあった。

 「昔の暮らしが公園の下に残っているなんて。何度も行ったことがあるけど、何も知らずに上を歩いていたんだ」。驚き、もっと知りたいと調べ始めた。

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 今年5月には、公園内に立つ…

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