テコンドーの対立、アスリートファースト唱えるならば…

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塩谷耕吾
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 強化方針をめぐって全日本テコンドー協会と選手が対立している問題で、同協会は8日の理事会で強化体制の刷新を決めた。

 その4日前、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が同協会の金原昇会長と会談していた。「選手がきちんと練習できる環境を整えてほしい」と要望したという。統括団体としてJOCが指導力を発揮したとの見方もできる。

 JOCは、9月に同協会が招集した強化合宿をほとんどの選手がボイコットしたことを受け、作業部会を設置。同協会の専務理事やアスリート委員長、強化委員長に聞き取りをした。ただ、肝心の選手に話を聞いていない。JOCは「競技団体をとび越えて、選手から話を聞くのは基本的な構図としてない」と説明するが、釈然としない。

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