廃校の石碑、裏側は驚きの仕様 訪問者の質問、ヒントに

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笠原雅俊
【動画】むろと廃校水族館に設置された「石碑」=笠原雅俊撮影
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 ウミガメやサメが泳ぐ高知県室戸市の「むろと廃校水族館」に11日、灰色の石碑のような不思議な自動販売機が登場した。設置した「コカ・コーラ ボトラーズジャパン」(本社・東京)は「石碑の自販機は我が社では全国初です」と担当者は話す。

 「廃校水族館が以前は小学校だったとわかるものがあればいい」という水族館の思いに同社が応えた。

 名付けて「石碑ラッピング自動販売機」。高さ183センチ、幅116センチ、重さ約400キロ。背面に「椎名小学校」、側面に「校歌」と「歴史」がデザインされている。同水族館は昨春、2006年に廃校になった旧椎名小学校の校舎を丸ごと活用してオープンした。「廃校」という文字とウミガメの泳ぐ屋内プールなどが人気を呼び、全国からの入場者数が25万人を超えた。

 訪れた観光客や子どもたちから「水族館は小学校だったんですか。それとも中学校?」「小学校の名前は?」という質問が絶えない。そのため同水族館の若月元樹館長(44)が今夏、「小学校の名前や校歌が分かる記念碑のような自販機を置きたい」と要請した。

 提案を受けた同社は「初めは…

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