世界体操、エース内村不在ゆえの収穫 輝いたのは…

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元国際審判 日本体操協会常務理事
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遠藤幸一の目

 内村航平リンガーハット)不在の世界選手権は10年以上前にさかのぼる。

 2007年、今回と同じシュツットガルト。日本は04年アテネ五輪の団体金メダリスト鹿島丈博が負傷する緊急事態に直面した。

 しかし、代わって出場した水鳥寿思(現男子強化本部長)が団体の銀メダルに貢献し、個人でも銅メダル三つの活躍。翌年に迫る北京五輪を前に日本の存在感を示す立役者となった。

 水鳥は補欠だったが、自分では「絶対出場する」との思いで準備していたという。体操ニッポンの鍵を握るのは、エースの陰に隠れて地道に努力を積む、ほかの選手たちの存在だ。

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 今回は、内村という絶対エー…

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