チャイルドシート、その使い方正しい?よくある間違いは

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 車のチャイルドシート、正しく使っていますか? 警察庁日本自動車連盟(JAF)の調査で、6歳未満には使用が義務づけられているのに使っていなかったり、使っていても使い方が間違っていたりするケースが多くあることがわかりました。どのくらいの割合で「不使用」や「間違い」があるのでしょうか。子どもの安全を守るため、専門家に使い方のポイントも聞きました。

 JAFと警察庁が6月、全国で乗用車に乗っていた6歳未満の子ども約1万3千人を調査すると、29・5%がチャイルドシートを使っていなかった。年齢別にみると、1歳未満が12%、5歳が52%と、年齢が上がるほど使っていない割合が高かった。

 さらに、チャイルドシートを使っていた場合について、8都道府県の状況を調べると、取り付け方が間違っていたのは、座席に後ろ向きにつける乳児用(主に0、1歳)で43・3%、前向きにつける幼児用(主に1~4歳)で60・9%。また子どもの座らせ方は、乳児用で57・7%、幼児用で67・1%が間違っていた。

 警察庁によると、昨年までの過去5年間に起きた交通事故で、チャイルドシートを使っていなかった場合の致死率は、取り付け方も座らせ方も正しかった場合の13・4倍だった。

 小児科医でNPO法人「Safe Kids Japan(セーフキッズジャパン)」の山中龍宏理事長は「子どもの安全を守るため、『使用率100%』でなければいけない。3割もつけていないのは問題。社会の意識が変わらないなら、罰金など厳罰化する必要もあると思います。正しい使い方を定着させることも大事です」と話す。

 チャイルドシートの使い方を、JAF東京支部事業課交通環境係の谷宗一郎さんに聞いた。

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 まず、事故の際にエアバッグ

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