福岡)能古博物館が開館30年 記念誌を発行

有料記事

宮田富士男
[PR]

 博多湾に浮かぶ能古島(福岡市西区)にある能古博物館が開館30周年を迎えた。江戸時代の福岡藩の儒学者亀井南冥(なんめい)(1743~1814)や能古島の歴史・自然などの資料を展示している。これまでの企画展の紹介や所蔵資料を解説した記念誌「博多湾物語」を発行した。

 姪浜発のフェリーが能古島に近づくと正面左に見えてくる白亜の建物が能古博物館だ。渡船場から歩いて約5分。高さ30メートルにある館からは対岸の福岡タワーや愛宕山がくっきり見える。

 南冥一門の顕彰と遺作を保存するために1974年に設けられた「秋月亀陽文庫」(現福岡県朝倉市)が前身。89年に南冥の生誕地である姪浜を望む現在地に移転し、博物館としての認可を受けた。本館と別館合わせて延べ約860平方メートル。公益財団法人亀陽文庫が運営する。

ここから続き

 所蔵資料は約1600点。開…

この記事は有料記事です。残り554文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら