いじめに不登校、ストレスからくる過食――。日本で自信を持てず苦しんだ藤井美穂さんが思い切って飛び出した先は、米国のロサンゼルスでした。英語もほとんど話せなかった藤井さんが、俳優・プラスサイズモデルとして成功への道を切り開くことができたのはなぜなのか。現地で取材しました。
「あなたみたいな脚に憧れてる」
若者でにぎわうロサンゼルスのメルローズ通りにあるコメディークラブ。8月の夜、鮮やかな黄色いワンピース姿のこの人が舞台にひとり駆け上がった。力強い英語。外国人としての苦労や祖母の葬儀を矢継ぎ早に笑いにし、沸かせた。客席の若い白人男性が「外国語でスタンダップコメディーをやるなんてすごい」と声をかけてきた。
身長163センチ、体重は「80キロ以上」。「あらゆる体形をポジティブに」とうたう「プラスサイズモデル」として、ロサンゼルスで活動を広げる。
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2017年、米人気ユーチュ…
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