作業療法士が開いた岐阜のカフェ 障害者の活躍の場にも

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松沢拓樹
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 お昼時になると、女性客でにぎわうカフェが本巣市にある。手作りのこうじやみそ、米粉を使ったピザやパン、野菜中心の糖質を制限したメニューが並ぶ。近くに農園を構え、看護師の店長が考案した健康メニューを提供する店には、もう一つの顔がある。

 2018年にオープンしたカフェ「はいふう」。インスタグラムから人気に火がつき、若い女性が集う店は、健康的でおしゃれなだけでなく、障害者の就労継続支援A型事業所の側面も持つ。障害を持った従業員も、他のスタッフと並んで厨房(ちゅうぼう)に立つ。

 オーナーの渡辺雄介さん(38)は作業療法士。専門は障害のある子どもたちのリハビリだ。児童発達支援事業に取り組むうち、「学校を卒業した子どもたちは、どうなっていくんだろう」と考えるようになったという。自らも就労支援をすることになり、「福祉のイメージを良くしたい」と、一見事業所には見えないカフェをオープンした。

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 病院や療育センターでの勤務…

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