長野)燻製機、二段重ねに進化 長野工高生開発、販売へ

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津田六平
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 長野工業高校(長野市)の生徒たちが開発した燻製(くんせい)機が今秋、二段重ねという新たな進化を遂げた。スモークする内部のスペースが広がり、食材だけを簡単に取り出すことができるようになった。出せば売り切れる人気商品は、12日から予定されている同校文化祭で販売される。

 長工(ちょうこう)オリジナルの燻製機の誕生は、3年前にさかのぼる。機械科の生徒が文化祭の企画として、車のオイル缶を再利用して製作。家庭やキャンプ場で燻製がはやっていることもあって、即完売する商品となった。昨年は、長野商業高校による「長商デパート」にも出品。30台の限定販売に、買い求める人の列ができたという。

 今年も機械科の3年生10人ほどが、春から新商品の開発に頭をひねってきた。「従来品にあった扉はつくるのが手間。ここを改良しつつ、使い勝手の良さを考えた」と話すのは、商品開発担当の星沢礼人さん(18)。オイル缶の底をくりぬいて二段重ねにすることで、木材チップを置く下段と食材のある上段を分けられるよう工夫した。

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 内部には食材をいぶすための…

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