北海道)客と貨物混載のバス自動運転実験、公道で全国初

有料記事

中沢滋人
【動画】乗客と貨物を乗せた自動運転バスを公道で走らせる実証実験=中沢滋人撮影
[PR]

 乗客と貨物を乗せた自動運転バスを公道で走らせる実証実験が今月、北海道上士幌町で始まった。乗客を運ぶと同時に、スマートフォンのアプリを使い、町中心部のスーパーマーケットから郊外へと商品を配送した。今後、観光客向けに町内の移動手段を効率的に予約できるサービスも検証する。人口減少社会を迎え、運転手不足などが課題となるなか、農村部の新しい交通サービス構築を目指す。

 実証実験は、国が推進する「スマートモビリティチャレンジ」の一環で、上士幌町と民間企業数社が合同で実施。町によれば、ハンドルのない自動運転車両が公道を走る客貨混載の実証実験は全国で初めて。

 自動運転技術はソフトバンク子会社の「SBドライブ」(本社・東京)が担当した。スマホを使ってバスやタクシーなど複数の交通手段を1カ所で調べられ、人々のスムーズな移動を可能にするサービス「MaaS(マース)」のコンサルティングを手掛ける「マーステックジャパン」(同)も参加している。

ここから続き

 5~7日の3日間行われた自…

この記事は有料記事です。残り669文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら