狙われるイカ 減らぬ北朝鮮の違法操業「多勢に無勢」

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 日本海沖の日本の排他的経済水域(EEZ)で水産庁の漁業取締船と衝突した北朝鮮漁船が沈没した事故。違法操業が減る様子が見えない中で飛び込んだ一報に水産庁は対応に追われ、日本の漁業者は不安を募らせた。

 東京・霞が関の水産庁。担当課の部屋には電子錠がかけられ、緊張した面持ちの職員が時折出入りする程度だった。7日正午すぎ、水産庁漁業取締課の桑原智課長は「退去警告中に発生した事案」と明らかにした以外は「確認中」と繰り返し、すぐに部屋に戻った。ある職員は「現地との連絡や、関係省庁との調整で手いっぱい」とつぶやいた。

 一方、現場周辺の警戒を担う第9管区海上保安本部新潟市)では、幹部が複数回にわたり、救出後の状況を説明した。

 「何人乗っているのか」

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 現場に到着した海保の巡視船

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