「料理は妻」じゃなくて…苦手なあなたもできる「自炊」

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仲村和代
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 日々の暮らしの中の食に注目し、現代人の食生活や各地に残るローカルフードの取材を続けてきたフードライター、白央(はくおう)篤司さん(44)は昨年、料理が苦手な人に向けて自炊を続けるコツを指南した「自炊力 料理以前の食生活改善スキル」(光文社新書)を出版しました。料理や家事に苦手意識を持つ人は少なくありません。「妻になる、母になるということで、いきなり料理スキルを求められるような時代が続いてきました。もうそんな時代じゃない。男女関係なく、日常的に楽しくラクに、を大事にしつつ、栄養も考えられるスキルを伝えたい」と話します。

 大手出版社で働いていたころは外食が多かったという白央さん。フリーライターとして独立してから、節約と健康を考え、手頃な食材でおいしく食べる方法を追究するようになりました。そんな中で気になるようになったのが、料理が苦手な人たちの存在です。

 料理ができないことに「恥ずかしい」と自責の念を抱え、さらに自炊から遠ざかってしまう人たちは決して少なくありません。また、日本では家庭料理に求められる水準が高い上に、女性に負担が偏り、負担感も大きいのが現状です。「料理をパートナーに頼りきる時代ではない。男女問わず、自分でまかなえる力は大切だと思うんです」

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 ただ、料理は経験がなければ…

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