新型英検の予約期間を約1カ月延長 受験生らの反発受け

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増谷文生
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 2020年度から大学入試センター試験に代わって始まる大学入学共通テストで活用される英検「S―CBT」について、日本英語検定協会は7日、当初は7日までだった「予約申込」(第1回)締め切りを11月11日まで遅らせると発表した。他の民間試験の実施概要が発表されるのを待った上で、受験生が比較して選べるようにするという。

 英検協会は、共通テストで活用できる3タイプの英検のうち、メインと位置づける「S―CBT」の受験申し込みを2段階で行う。来年4~7月に実施する第1回試験は、9月18日~10月7日の間に予約金3千円を払って「予約申込」を受け付け、来年2月に「本申込」を受け付けるとしていた。予約の状況に応じて受験会場を確保し、希望者全員が受けられるようにするための措置という。

 だが、ベネッセコーポレーションの「GTEC」など他の試験の詳細な実施方針が出そろっておらず、受験生が各試験を比較できない状態で申し込み手続きを迫られることに反発が強まっていた。

 協会は、11月初旬に他の試験の実施概要が出そろうことや、10月中旬には各大学が民間試験の活用方針を公表することから、約1カ月の申込期間の延長で「受験生が自分にふさわしい試験を選択できる」と説明している。

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 協会はまた、予約金の返金に…

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