少し変えるか新曲か 首都大から都立大、校歌で意見分裂

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佐藤純
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 来春、「東京都立大学」に名前が戻る「首都大学東京」。名称変更に伴い、大学が全学生と教職員を対象に校歌についてアンケートをしたところ、現在の歌詞の大学名の部分を新しい名称に変えるべきだという人が30%、新しい校歌を作詞・作曲すべきだと考える人が25%と意見が分かれた。大学はアンケート結果を踏まえて検討を急ぎ、年内に方針を決める。

 首都大学東京は、旧都立大など都立の4大学・短大を統合して2005年4月に発足した。知名度不足が続き、来年4月1日に「東京都立大学」に戻すことが昨夏決まった。

 大学は昨年11月、計約1万人にアンケートをし、1134人が答えた。現在の校歌にある「首都大学東京」の部分を「東京都立大学」に変更すべきだという人が30%で最も多く、新しい校歌を作詞・作曲すべきだという人が25%いた。ほかに、▽曲はそのまま、詞全体を新しく▽現在の校歌のまま▽旧都立大の校歌に戻す▽現在の校歌の大学名の部分を大学名以外の言葉にする、などの選択肢がそれぞれ6~8%の支持を集めた。校歌を制定しないという意見が14%で3番目に多かった。

 現在の校歌は08年度に、公募で選ばれた岡部剛機さんの作詞を、さいとう大三さんが補い、作曲家の松下耕さんが作曲して制定された。「光輝く東京の」で始まる歌詞は夢や平和、理想をうたい、さわやかで軽快なメロディーが特徴だ。

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 大学は、名称変更の検討を始…

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