青森)ナマコの煮汁 廃液活用に挑む 青森の加工会社

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板倉大地
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 青森県陸奥湾でとれるナマコはアジア圏にも輸出される高級食材だが、その過程で長年捨てられてきたものがある。グツグツとナマコを煮た後に残った汁だ。大量に出る廃液に着目した県内の企業が今年、そこから抽出した成分の販売を始めた。

 青森市卸町にある海産物加工会社「大豊」。ナマコ加工場の近くに、広さ200平方メートルほどの小さな研究室がある。

 室内の一角に保管されている複数の筒状の容器に、ふわふわした黄色い粉末が入っていた。ナマコに含まれるホロトキシンという成分を粉末状にしたものだ。

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 「かなり濃い、効能が強いも…

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