熱戦が続くラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会で、初の決勝トーナメント進出に向けて快進撃を続ける日本代表。選手たちを陰で支える企業が和歌山県内にある。衣料用の生地を作る「ヤマヨテクスタイル」(本社・上富田町)は、ジャージーの生地を手がけた。難題を乗り越え生まれたジャージーが、選手たちの躍動を支えている。
5日のサモア戦。日本代表の選手たちに、大柄な相手選手たちのタックルが何度も襲ってきた。そんな激しい体のぶつかり合いにも、破れない日本代表のジャージー。パス回しやキックで攻撃することの多いバックス(BK)の選手分の生地を、同社が開発した。
同社は1970年ごろから、スポーツウェア用の生地を手がけるようになった。繊維業界が日本からアジアへシフトするなかで、紳士服や制服など経営を多角化して生き残りを図り、今では売り上げの約半分がスポーツ分野。サッカーや野球、ゴルフなど、トップアスリートたちが着る生地を供給してきた。
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2007年大会からラグビー…
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