JR東海、リニア残土の恒久処分を打診 土壌汚染の恐れ

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編集委員・伊藤智章
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 JR東海岐阜県御嵩町に対し、リニア中央新幹線建設に伴う残土の同町内での恒久処分を打診していることがわかった。残土には重金属が含まれて土壌を汚染する恐れがあり、JRは環境基準を超える残土を処分する土地を購入して管理する方針だ。だが同町は産業廃棄物処分場計画が大きな問題になった歴史があり、地元では反発や慎重な対応を求める声が出ている。

 御嵩町など岐阜県の東部には、自然由来のカドミウムやヒ素などの重金属が含まれる地質帯があり、トンネル工事で掘り出した場合、汚染対策が必要な「要対策土」となる。

 JR東海はこれまで、リニア建設工事をする岐阜県の要対策土の処分地について、同県中津川市瑞浪市の各1カ所に期間限定の「仮置き場」を設置している。御嵩町での恒久処分が決まれば、同県で初めてとなる。

 JR東海は8月末、御嵩町と…

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