関電に金品の元助役株主の会社、稲田氏側に36万円寄付

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 自民党稲田朋美幹事長代行が代表を務める「自民党福井県第一選挙区支部」が、関西電力幹部らに金品を渡していた福井県高浜町の森山栄治元助役(3月に死去)が取締役を務め、主要株主とされる警備会社(同町)から、2013年までの3年間に計36万円の寄付を受けていたことがわかった。

 同支部の収支報告書によると、この警備会社から11~13年に毎年12万円ずつの寄付を受けていた。森山氏は同社の取締役で、民間の信用調査会社によると、10・6%の株を持つ主要株主だった。

 稲田氏の事務所は、稲田氏は森山氏と面識はなかったとしたうえで、「違法な献金ではないが、事実関係を確認して対応を検討する」としている。

稲田氏「違法性ない」

 稲田氏は4日、都内で記者団に献金の事実を認めたうえで「違法性はないと認識している」との考えを示した。返還するかどうかについては「(返還も)含めて適切に対応する」と述べた。森山氏については「面識はなく、名前もお顔も認識していない」と説明した。

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