太陽光発電、都が買い取り額上乗せ 卒FIT後に対応

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長野佑介
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 東京都は、国の固定価格買い取り制度(FIT)による高額買い取りが終わる家庭用の太陽光発電について、独自の支援を始める方針を固めた。期限切れで大手電力による買い取り価格が安くなるのを受けて、来年度から1キロワット時あたり数円を上乗せして買い取る。FIT終了で各世帯が太陽光発電をやめるのを防ぐ狙い。購入電力は都施設で利用し、電力の地産地消を目指す。

 FITでは家庭用太陽光発電の場合、余剰分を大手電力などが10年間限定で高額で買い取る。2009年11月に前身の制度が始まった。買い取りの期限切れを迎える「卒FIT」が今秋から始まり、2023年までに計165万件にのぼる。

 09、10年に導入した場合の買い取り価格は1キロワット時あたり48円だった。FIT終了後の買い取り価格は、東京電力エナジーパートナーならば同8・5円となる。都はこれに数円上乗せした価格を設定するという。

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