秋田)パリ派巨匠キスリングの生涯たどる 県立美術館

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野城千穂
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 秋田県立美術館で特別展「キスリング展 エコール・ド・パリの巨匠」が開かれている。エコール・ド・パリ(パリ派)を代表する画家キスリング(1891~1953)の作品62点が展示され、その鮮やかな色彩に目を奪われる。11月24日まで。

 キスリングはポーランドに生まれ、19歳でパリに移り住んだ。社交的な性格で多くの芸術家らと交流し、影響を受けながらも、対照的な色を効果的に使う画風を確立。物憂げな表情とつややかな肌を描いた裸婦像でも高く評価された。

 親交のあった芸術家の一人が、画家の藤田嗣治(つぐはる)(1886~1968)だ。展示では、藤田が描いた同館の大壁画「秋田の行事」の隣に同時期のキスリングの作品を並べたほか、藤田の作品と同じモデルを描いたキスリングの肖像画、藤田とキスリングが一緒に写った写真も展示している。

 展示は3部構成。キスリング…

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