「削れない」鉛筆削りが大ヒット 町工場が伝えたいこと
石村裕輔
【動画】短くなった鉛筆同士をつなぐ鉛筆削り「TSUNAGO」=石村裕輔撮影
「まだまだ勝手に関西遺産」
「鉛筆が削れない」。神戸の老舗「ナガサワ文具センター」のサイトに、そう紹介されている鉛筆削りがある。ん? どういうこと?
同社のネット販売担当の長田佑介さん(42)を訪ねると、「実は、短くなった鉛筆をつないで再生するための鉛筆削りなんです」。つまり、通常のように芯をとがらせるわけじゃないってこと。「2015年に発売されると、SNSで話題になったり、テレビで取り上げられたりして2、3カ月待ちになるほどの人気商品になりました」と長田さん。
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