2画面競争、あえて折り曲げず 米MSがスマホ再参入

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ニューヨーク=尾形聡彦
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 米マイクロソフト(MS)が2日、折りたたみ式の2画面のスマートフォンサーフェス・デュオ」を来年末に発売すると公表した。ライバル社は一つのディスプレーを折り曲げる構造としたのに対し、MSの新製品は最初から画面が二つに分かれている。今後実用化される次世代の高速移動通信方式「5G」時代には、「2画面」のスマホが主流になっていくのか。

 「我々には、だれもがより創造的に、どこにいても使えるサーフェス機器がある」。2日にあったデュオの発表会で、MSのサティア・ナデラ最高経営責任者は、自社の幅広い製品ラインアップに満足げだった。

 デュオは、5・6インチの画面を二つ備え、広げると8・3インチの大画面となる。MSはスマホ事業から2017年に撤退していたが、この「2画面」の端末で来年、再参入する。

 「折りたたむと、2画面になる」端末は最新スマホのトレンドだ。

 携帯世界最大手の韓国・サムスン電子は今年2月、折りたたみ式の「ギャラクシー・フォールド」を発表。中国・華為技術ファーウェイ)も2月、同じく折りたたみ式の「Mate X(メイト・エックス)」を打ち出した。

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 ただ、両社は折れ曲がるディ…

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