東京)人工島帰属争い半世紀で終結へ 大田区が判決容認

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藤原伸雄 小林直子
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 半世紀近く争ってきた人工島の帰属問題がついに決着する。東京湾の「中央防波堤埋め立て地」の帰属を巡って江東区大田区がそれぞれ全島帰属を求めた訴訟。大田区は3日、「79・3%が江東区、20・7%が大田区の帰属」とする東京地裁判決を受け入れ、控訴しないことを発表した。

 大田区は、埋め立てられた海面をかつて区民が養殖ノリの漁場として利用していたとして100%の帰属を求めてきた。3日に会見した松原忠義区長は、「判決ではこの点について考慮されなかった。このことについては残念」とした。

 一方で、来年には東京五輪パラリンピックが控える。「東京全体にとって有益なものになるよう全力を尽くすことを考えなければならないと思い至った」とし、判決を受け入れた。

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 松原区長は2日に小池百合子

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