山形)幕末「新徴組」住居、日本遺産の発信施設に 鶴岡

有料記事

佐藤孝則
[PR]

 山形県鶴岡市羽黒町松ケ岡の史跡「松ケ岡開墾場」内にある開墾士住宅(新徴(しんちょう)屋敷)の内部公開が始まった。住宅は、文化庁に認定された日本遺産「サムライゆかりのシルク」の構成文化財の一つで、明治初期の姿に復元する改修工事が完了し、開墾場や日本遺産を発信する施設としても活用する。

 住宅は1870(明治3)年、戊辰戦争に参戦した浪士組織(新徴組)の住まいとして別の場所に建てられた。当時130戸余りあったが、うち一部が数年後、松ケ岡地区に移築され、開墾にあたった旧藩士の住居となった。その後に建て替えや増築も進んだ中で、当初のたたずまいが残る1軒が1986(昭和61)年、保存のため開墾場内に改めて移された。

 住宅は石置き屋根の木造平屋。移築時の図面などを頼りに、約70平方メートルの屋内には三つの6畳間と土間、縁側などが復元された。

ここから続き

 鶴岡「サムライゆかりのシル…

この記事は有料記事です。残り207文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら