奈良)貴族の邸宅か役所の跡か 藤原京跡で建物跡を確認

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田中祐也
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 奈良県橿原市四条町の藤原京(694~710年)跡で、3棟の建物跡が見つかった。県立橿原考古学研究所(橿考研)が2日発表した。中枢部の藤原宮跡から西に2キロ以上離れた場所で大規模な建物跡が見つかったのは初めて。橿考研は貴族の邸宅だったとみている。

 県立医大の移転に伴い、5月から2970平方メートルを調査した。調査地は藤原京の「右京五条九坊東北坪」。中枢部の藤原宮跡と離れており、これまで周辺の発掘調査はほとんどされていなかった。

 今回の調査で、南北に並んだ3棟の掘立柱(ほったてばしら)建物の柱穴を確認した。柱の向きがそろっており、計画的に建てられたとみられる。

 橿考研は3棟の建物跡は、南…

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