ライバルに聞きまくれ セーリング富沢慎のコミュ力

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松本行弘
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 強くなるにはメダリストに聞け――。セーリング・ウィンドサーフィンの男子RSX級で2020年東京五輪代表に内定した富沢慎(まこと)(35=トヨタ自動車東日本)は、海外のライバルから教えを請うてレベルアップにつなげる。コミュニケーション能力を生かし、自身4回目となる五輪でメダル獲得を目指す。

 9月28日までイタリアで開かれた世界選手権で自己最高の10位。これを含めた3大会の総合成績で内定が決まった富沢は、30日に帰国し、「10位は簡単じゃないと思っていた。満足できる結果。練習していて10位より上の実力があると感じた」と手応えを語った。

 初の五輪だった08年北京大会で10位。12年ロンドン28位、16年リオデジャネイロ15位。「4大会目はなにかを変えないとダメだ」と、リオ2位だった英国のニック・デンプシー氏(39)をコーチに迎えた。

 富沢は「テクニックがどうこうというより、僕を格上の選手たちの中に放り込んで、自然と上がっていく環境を作ってくれた」。年間約100日を海外で過ごし、世界トップクラスの選手たちと一緒に練習。帆走技術や道具などの情報交換をする中でレベルが上がったと感じている。

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