石川)表具師として半世紀 永嶋明さん、現代の名工に

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木佐貫将司
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 金箔(きんぱく)や銀箔(ぎんぱく)を使うなど独創的な屛風(びょうぶ)づくりを続けている永嶋明さん(70)。伝統の技を若い世代に伝えつつ、表具師の仕事の可能性を広げようとしている。

 もともと物づくりが好きだった。工業高校卒業後、一度は車の整備士に。20歳のとき、表具師だったおじの店を継いだ。「小さい頃、おじさんの屛風づくりや修理を面白そうだなと思って見ていた」。それから半世紀、この道一筋だ。

 表具の仕事は、屛風、襖(ふすま)、掛け軸などの制作や修復。デザインが施された紙の裏側から何枚も紙を貼り付ける「裏打ち」を繰り返して強度を高めていく。一つ完成させるのに2カ月ほどかかるという。

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 デザインは自分で考える。時…

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